「資金繰りが厳しい…でも銀行融資はハードルが高い」
この悩みを抱える経理担当者は数多くいらっしゃるのではないでしょうか。
中小企業において資金調達は常に重要な課題です。
特に売掛金の回収サイクルと支払いサイクルのミスマッチは、健全な経営を圧迫する要因となっています。
そんな中、注目を集めているのが「ファクタリング」という資金調達手段です。
私は大手商社の経理部門で7年、その後コンサルティング会社で8年務め、数多くの企業の資金繰り改善に携わってきました。
その経験から言えるのは、ファクタリングは適切に活用すれば企業の資金繰りを大きく改善する可能性を秘めているということです。
しかし社内では「新しい資金調達方法」に対する懸念や疑問も少なくありません。
そこで重要になるのが、説得力のある社内稟議書の作成です。
本記事では、ファクタリングの基礎知識から、導入に向けた社内稟議書の作成方法まで、実務経験に基づいた知見をお伝えします。
銀行融資に頼りきらない、柔軟な資金調達戦略の第一歩として、ぜひ参考にしてください。
ファクタリング導入の基礎知識
ファクタリングの仕組みと種類
ファクタリングとは、企業が保有する売掛金(未回収債権)を第三者(ファクタリング会社)に売却して、早期に資金化する金融サービスです。
通常、売掛金は取引先の支払いサイクル(30日、60日など)に合わせて回収されますが、ファクタリングを利用すれば数日程度で資金化が可能になります。
ファクタリングには主に「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類があります。
2社間ファクタリングは、売掛金を持つ企業(売主)とファクタリング会社の間で完結する取引です。
債務者(買主)は取引を知らないまま、通常通り売主に支払いを行います。
一方、3社間ファクタリングは、売主、ファクタリング会社、債務者の3者が関与し、債務者は支払いをファクタリング会社に直接行います。
【ファクタリングと銀行融資の主な違い】
項目 ファクタリング 銀行融資 審査基準 売掛先の信用力 自社の財務状況 調達スピード 最短数日 数週間~数ヶ月 貸借対照表 負債計上なし 負債計上あり コスト 手数料型(1~10%程度) 金利型(年率) 返済義務 なし(債権売却) あり(返済必須)
ファクタリングの最大のメリットは、売掛債権という「資産」を活用して資金を調達できる点です。
銀行融資のように自社の信用力や担保に依存せず、売掛先の信用力を基に審査されるため、自社の財務状況が芳しくない場合でも資金調達できる可能性があります。
また、融資とは異なり負債として計上されないため、財務比率を悪化させずに資金を確保できます。
中小企業における導入メリットと留意点
中小企業にとって、ファクタリングが提供する主なメリットは以下の通りです。
1. キャッシュフローの即時改善
- 売掛金の回収を待たずに即座に資金化できるため、資金繰りが安定します。
- 手元資金が増えることで、仕入れ先への早期支払割引を活用できるケースもあります。
- 季節変動がある業種では、繁忙期前の仕入れ資金確保に役立ちます。
2. 銀行借入に頼らない資金調達ルートの確保
- 銀行融資の審査に通らない場合の代替手段となります。
- 融資枠を温存しつつ、追加の資金調達が可能になります。
- 緊急の資金需要に柔軟かつ迅速に対応できます。
3. 経営指標や財務状況の改善
- 売掛金が現金化されることで流動比率が向上します。
- 負債ではなく資産の売却のため、自己資本比率を維持できます。
- 売掛金の管理コストを削減できる場合もあります。
しかし、導入にあたっては以下の留意点も理解しておく必要があります。
- 手数料は銀行融資の金利と比較すると高く設定されている場合が多い(1%~10%程度)
- 一度債権を売却すると原則として取り消しができない
- 不適切な業者を選ぶとトラブルに発展するリスクがある
- 頻繁に利用すると本業の収益性に問題があると見なされる可能性がある
私がコンサルタントとして支援した製造業A社の例では、大口取引先からの入金が3ヶ月先という状況で資金繰りに窮していましたが、ファクタリングを活用することで、仕入先への支払いを滞りなく行い、事業継続を実現できました。
一方で、建設業B社では、ファクタリング手数料の高さから利益率が大幅に低下し、結果的に経営を圧迫してしまった事例もあります。
ファクタリングは万能ではなく、自社の状況に合わせた適切な活用が求められるのです。
社内稟議書の基本構成と押さえるべきポイント
稟議書の基本項目と必須情報
稟議書は社内の意思決定プロセスにおいて重要な役割を果たす文書です。
ファクタリング導入の稟議書には、以下の基本項目を必ず含めるようにしましょう。
1. 稟議タイトルと概要
- タイトル:「ファクタリングサービス導入の件」など具体的に
- 決裁希望日:十分な検討時間を考慮した日付設定
- 起案部署・起案者:経理部または財務部が一般的
2. 目的・背景
- なぜファクタリングが必要なのか
- 現状の資金繰り状況と課題
- 他の資金調達手段との比較検討結果
3. 導入するファクタリングの詳細
- 利用するファクタリング会社名
- 契約形態(2社間・3社間どちらか)
- 対象とする売掛債権の範囲
- 手数料率と支払条件
- 導入スケジュール
4. 財務インパクト
- ファクタリング利用による資金繰り改善効果
- 手数料コストと収益への影響
- 財務指標(流動比率など)への影響予測
5. リスク評価と対策
- 想定されるリスクとその対応策
- 債権譲渡による取引先への影響
記入例:財務インパクト
【財務状況への影響】
■ 現状の資金繰り
・次月末時点の資金残高見込み:800万円
・2ヶ月後の大口支払い:1,500万円
・資金不足見込み:△700万円
■ ファクタリング実施後
・対象売掛金:1,000万円
・手数料(5%):50万円
・実受取額:950万円
・実施後資金残高:1,750万円
・資金余剰:+250万円
以上から、今回のファクタリング実施により次月以降の資金繰りの安定化が図れます。
ファクタリング導入の必要性を説得力ある形で示す方法
稟議書において最も重要なのは、なぜファクタリングが必要なのかを説得力を持って示すことです。
経営層や他部署の承認者が納得できるよう、以下のポイントを明確に記載しましょう。
1. 現状分析と課題の明確化
まず、現在の資金繰り状況と直面している課題を数値やグラフで視覚的に示します。
例えば、月次の資金繰り表や、売上債権回転日数と買入債務回転日数のギャップなどを図示すると効果的です。
2. 事業計画との整合性
ファクタリング導入が、会社の事業計画や成長戦略とどう結びつくのかを説明します。
例:「来期計画の売上20%増に対応するための仕入資金確保」や「新規事業立ち上げに伴う一時的な資金需要への対応」など。
3. 他の資金調達手段との比較
銀行融資やその他の資金調達手段と比較した際のファクタリングのメリットを具体的に示します。
4. 緊急性や時期的な必要性
なぜ今ファクタリングが必要なのかという緊急性や時期的な要因も明示します。
例:「○月の大型設備投資に合わせた資金確保が必要」「季節要因による一時的な資金需要への対応」など。
5. 具体的な数値目標とその達成予測
ファクタリング導入後にどのような改善が見込めるのかを、具体的な数値目標とともに示します。
例:「現在70日の売上債権回転日数を実質20日に短縮」「流動比率を現状の105%から130%に改善」など。
リスク管理と取引条件の説明
ファクタリング導入に伴うリスクを適切に管理し、取引条件を明確に説明することは、稟議書の信頼性を高める重要なポイントです。
リスク管理のポイント
✔️ 手数料率のリスク
- 業界平均と比較して適正な範囲内か
- 長期的に利用した場合のコスト試算
- 他社見積もりとの比較検討結果
✔️ 取引先関係への影響
- 2社間ファクタリングの場合:取引先に知られない利点と潜在的なリスク
- 3社間ファクタリングの場合:取引先への事前説明方法と了承取得プロセス
✔️ 契約条件の詳細確認
- 解約条件や中途解約の違約金の有無
- 最低利用金額や期間の縛りがあるか
- 債権譲渡登記の必要性と影響
✔️ 業者選定のリスク
- 選定したファクタリング会社の信頼性(設立年数、資本金、実績など)
- 金融庁登録の有無や所属団体
- 利用企業の評判や口コミ
取引条件の説明例
【取引条件の詳細】
■ 契約形態:2社間ファクタリング
■ 利用可能債権:発行後10日以上経過した請求書
■ 債権買取率:額面の95%(手数料率5%)
■ 資金化スピード:申込後3営業日以内に入金
■ 契約期間:1年間(自動更新あり)
■ 最低利用金額:なし
■ 解約条件:1ヶ月前の事前通知で随時解約可能
■ 付帯サービス:与信管理サポート、債権回収代行(オプション)
承認者からよく出る質問と回答例も準備しておくことで、円滑な審議が期待できます。
Q: なぜ銀行融資ではなくファクタリングなのか?
A: 現在の融資枠は既に90%使用中であり、追加融資には時間がかかります。一方、ファクタリングは売掛債権を活用するため、銀行融資枠に影響せず、かつ迅速な資金化が可能です。
Q: 取引先に知られるとイメージが悪くないか?
A: 今回提案している2社間ファクタリングでは、取引先に知られることなく利用できます。売掛金の回収口座も変更されません。
稟議書においては、こうした懸念点への回答も事前に準備しておくことで、スムーズな承認プロセスにつながります。
稟議書作成のステップと具体例
稟議書フォーマットとセクションごとの記入例
効果的な稟議書を作成するには、会社の公式フォーマットを使用しつつ、各セクションを適切に埋めていくことが重要です。
ここでは一般的なファクタリング導入稟議書のフォーマット例と、各セクションの記入例を紹介します。
起案情報セクション
稟議番号:FIN-2023-042
起案日:2023年10月5日
決裁希望日:2023年10月20日
起案部署:経理部
起案者:川上隆二
件名:売掛債権ファクタリングサービス導入の件
目的・背景セクション
【目的】
売掛債権をファクタリングにより早期資金化し、短期的な資金繰りを改善するとともに、
仕入先への早期支払いによる割引メリットを享受することを目的とする。
【背景】
①当社の売上債権回転日数は平均60日であるのに対し、仕入債務の支払いサイクルは
平均30日となっており、恒常的な資金ギャップが発生している。
②今期第3四半期(10-12月)は季節要因により売上が増加する一方、仕入資金の
需要も高まるため、一時的な資金不足が予測される。
③銀行融資枠は設備投資向けに確保する必要があり、運転資金向けの新規融資枠確保は困難。
提案内容セクション
【導入するファクタリングサービス概要】
サービス名:ビジネスファクタリング・プロ
提供会社:株式会社ABCファイナンス
契約形態:2社間ファクタリング
【対象債権】
対象取引先:A社、B社、C社(いずれも当社との取引歴3年以上の優良顧客)
対象債権総額:2,000万円/月(上限設定)
対象債権条件:請求書発行後10日以上経過した売掛債権
【費用と条件】
手数料率:月利3%(年換算36%)
入金スピード:申込後最短2営業日
契約期間:1年間(自動更新あり、解約は1ヶ月前通知)
導入時費用:事務手数料5万円(初回のみ)
財務影響セクション
【財務への影響】
・資金繰り改善効果:
毎月約2,000万円の売掛債権を50日前倒しで資金化することにより、
常時約1,940万円(手数料60万円差引後)の追加運転資金を確保可能。
・収益への影響:
①手数料コスト:年間約720万円(2,000万円×3%×12ヶ月)
②仕入先早期支払割引:年間約480万円(1,600万円×2%×15社)
③純収益影響:約△240万円/年
・財務指標への影響:
①流動比率:現状120%→導入後145%(推定)
②売上債権回転日数:現状60日→導入後実質30日
リスク評価セクション
【リスクと対策】
・コストリスク:
ファクタリング手数料が銀行融資金利と比較して高額であるため、
使用は必要最小限にとどめ、四半期ごとに効果検証を実施する。
・取引先リスク:
2社間ファクタリングのため取引先に知られる懸念は低いが、
万一情報が漏えいした場合の説明資料は事前に準備しておく。
・業者リスク:
選定したABCファイナンスは業界歴15年、資本金5億円の信頼できる業者。
金融庁登録済みで日本ファクタリング協会正会員。
実施スケジュールセクション
【導入スケジュール】
・稟議承認後1週間以内:契約書最終確認
・11月1日:契約締結・導入手続き開始
・11月10日:初回利用開始
・12月末:第1回効果検証
・四半期ごと:継続可否の検討会議実施
ファクタリング会社の選定プロセス
ファクタリング会社の選定は、稟議書の説得力を高める重要なポイントです。
以下のステップと基準に基づいて選定プロセスを記載すると効果的です。
選定プロセスの流れ
1. 候補会社のリストアップ
- ビートレーディングなど業界団体(日本ファクタリング協会など)所属企業
- 取引銀行からの紹介企業
- 同業他社の利用実績がある企業
2. 選定基準の設定
基本的な選定基準としては、以下の要素が重要です:
- 信頼性(会社規模、歴史、財務健全性)
- 手数料率と費用体系
- 入金スピード
- 契約条件の柔軟性
- サポート体制
- 追加サービス(与信管理、督促代行など)
3. 比較表の作成
複数社の比較を表形式で示すことで、選定の公正さをアピールできます。
評価項目 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
会社設立 | 2005年 | 2015年 | 2010年 |
資本金 | 5億円 | 1億円 | 3億円 |
手数料率 | 3.0% | 2.8% | 3.5% |
入金日数 | 2営業日 | 5営業日 | 3営業日 |
最低利用額 | なし | 100万円 | 50万円 |
契約期間 | 1年 | 2年 | 1年 |
中途解約 | 可能 | 違約金あり | 可能 |
サポート | 専任担当 | Web対応 | 電話対応 |
総合評価 | ◎ | ○ | ○ |
4. デューデリジェンス(詳細調査)
最終候補には以下の詳細調査を行いましょう:
- 実際の利用企業へのヒアリング
- 契約書の法務チェック
- 担当者との面談評価
- 反社会的勢力との関係がないことの確認
選定結果と理由の記載例
【選定結果】
株式会社ABCファイナンスを選定
【選定理由】
①業界歴15年、金融庁登録済みの信頼性の高い企業である
②3社比較の結果、手数料率は中程度だが、入金スピードが最短で資金繰り改善効果が高い
③契約期間1年・解約自由な柔軟な契約条件が当社ニーズに合致している
④専任担当者が付き、初期導入から継続的なコンサルティングまで一貫したサポートが受けられる
⑤将来的な与信管理や債権回収代行などのオプションサービスが充実している
このようにプロセスと理由を明確に示すことで、選定の妥当性を訴求できます。
社内調整を円滑に進めるためのヒント
ファクタリング導入の稟議を成功させるには、稟議書提出前の社内調整が極めて重要です。
以下のポイントを押さえて、円滑な承認プロセスを目指しましょう。
事前の根回しと意見収集
1. 主要関係者への事前説明
稟議を正式に提出する前に、以下の関係者に事前説明を行い、意見や懸念点を収集します:
- 直属の上司(経理部長など)
- 財務責任者(CFOなど)
- 経営企画部門
- 法務部門(契約確認のため)
- 営業部門の責任者(特に3社間ファクタリングの場合)
2. 反対意見への対応準備
よくある反対意見とその対応策を事前に準備しておきましょう:
「コストが高すぎるのでは?」
→手数料率と実質年率を他の調達手段と比較する資料を用意「売掛債権を売却すると取引先との関係に影響するのでは?」
→2社間ファクタリングでの運用方法を詳細に説明「銀行融資を増やせばいいのでは?」
→銀行融資枠の現状と審査期間を示し、補完的措置であることを説明
3. 複数部署からの支持獲得
提案に対して、できるだけ多くの部署から支持を得ることが重要です:
- 営業部門:「回収業務の効率化につながる」点をアピール
- 購買部門:「仕入先への早期支払割引が可能になる」メリットを強調
- 経営企画:「財務指標改善に寄与する」データを提示
効果的なプレゼンテーション戦略
1. 説得力のある資料作成
稟議書に添付する資料は、視覚的に分かりやすいものを心がけましょう:
- シンプルなグラフや図表を活用
- ビフォー/アフターの効果を視覚化
- 数値は大きく、色分けなどで見やすく工夫
2. シナリオ分析の提示
複数のシナリオを提示することで、慎重な検討を行っていることをアピールできます:
- 最小限利用ケース(月100万円のみ利用)
- 標準ケース(月500万円利用)
- 最大活用ケース(月1,000万円利用)
それぞれのケースでのコストとメリットを数値で示しましょう。
承認後の報告体制の明確化
稟議が承認された場合の報告体制も明示することで、管理体制への信頼性が高まります:
【導入後の報告体制】
・月次:利用実績と効果の報告(手数料総額、資金化額、資金繰り改善効果)
・四半期:収益への影響分析と継続可否の検討
・半期:契約条件の見直し検討
親しい部署との事前協力関係の構築
稟議提出前に、関連部署との協力関係を構築しておくことも効果的です:
- 財務部と共同で資金繰り改善策として検討
- 法務部に事前に契約書レビューを依頼
- 営業部と連携し、対象債権の選定基準を共同で検討
これらの事前調整を十分に行うことで、稟議提出後のスムーズな承認プロセスが期待できます。
まとめ
ファクタリングは、中小企業の経理担当者にとって銀行融資に頼らない効果的な資金調達手段となります。
本記事で解説した稟議書作成のポイントを押さえることで、社内での合意形成がスムーズに進み、資金繰り改善に向けた一歩を踏み出すことができるでしょう。
稟議書作成において特に重要なポイントは以下の3つです。
1. 目的と必要性を数値で明確に示す
- 現状の資金繰り課題を具体的な数値で提示
- ファクタリング導入による改善効果を定量的に説明
- 銀行融資との比較データを提供
2. リスクと対策を誠実に提示する
- コストリスクとその対策
- 取引先との関係性への影響と対応策
- 長期的な財務影響の分析
3. 社内調整を丁寧に行う
- 関係部署との事前協議と合意形成
- 想定される質問への回答準備
- 導入後の報告体制の明確化
ファクタリング導入後は、以下のステップに進むことが重要です:
- 効果測定:月次での資金繰り改善効果の検証
- コスト管理:手数料の継続的なモニタリングと最適化
- 取引条件の定期的な見直し:半年に一度は条件交渉を検討
- 他の資金調達手段とのバランス調整:銀行融資とファクタリングの最適な組み合わせ
最後に、私の15年を超える経理・財務実務経験から言えることは、ファクタリングは「万能薬」ではなく「有効な選択肢の一つ」だということです。
自社の状況に合わせて適切な規模で導入し、定期的に効果を検証しながら活用していくことが成功の鍵となります。
ファクタリングを上手に活用して、安定した資金繰りと持続的な事業成長を実現しましょう。
【著者プロフィール】
川上隆二:名古屋大学経済学部卒。大手商社経理部門を経て、財務コンサルティング会社に勤務し、多数の企業の資金繰り改善プロジェクトに携わる。現在はフリーランスライターとして、企業財務や資金調達に関する専門記事を執筆している。